住職のブログ

あなたのご先祖は何処へ

2020/07/27 10:29
暑中お見舞い申しあげます。
今年は新型コロナウイルス感染拡大と梅雨の豪雨で国難の装いで
手放しで喜べる状況にはないようです。
しかしながら人間とは悲しい。
自分は大丈夫だと勘違いして知らず知らずのうちに謳歌しようと思い
行動していませんか?
特に中年期以上で持病をお持ちの方には是非油断なきよう。

さて盂蘭盆の時期です。
お盆といえばご先祖が帰ってくるという風習があります。
提灯を持ってお墓まで迎えに行ったり、お仏壇に足をつけたナスや胡瓜を
供えたり。ではどうしてそうするのか。
帰って来るのは3日です。帰って来る時は少しでも早く来て欲しいから馬に乗って。
帰る時は名残惜しいから少しでもゆっくりと牛にナスを見立てているのです。

七夕のような世界観でしょうか。
地獄から帰って来るのですか?皆さまのご先祖は地獄行きでしょうか。
地獄へ行っているのに普段はお墓で眠っているのですか?
なんか話がおかしくありませんか?

また夏の風物詩の幽霊やお化け。
昨日(7月26日)は幽霊の日でした。
あの四谷怪談を初めて江戸の中村座で演じられた日。1825年に。
お岩さんで有名ですよね。

皆さま、幽霊とお化けの違いわかりますか?

幽霊とは死んだ人間の霊が現れたもの。
この世に未練があるため成仏できずに、あの世に行けずにさまよう霊(魂)が、生前の人の姿となって現れたものとされています。
恨み、妬み、愛情等の個人的な理由で因縁のある相手のところへ現れつきまとうと言われています。
怖いですね。
お化けとは、幽霊や妖怪など特異なものの総称とされています。
ちなみに妖怪は、人間以外の動物や物から変化したもの。
黄昏時に山、川、海、道、古い屋敷など特定の場所に出るとされています。

死ねば仏と言ったりするのに地獄だったり霊になったり人間って悲しいことです。
そのいわれと仏教の教えを聞く大事な場として大切にして欲しいですね。

マヤカシに振り回されるんじゃなくて。
いい加減なものの見方をしていたら自分の命の行方を知らずに生きていくことになりますよ。

命に関わる感染症を軽視して生きていくよりも、自分の命の行方を明らかにしていこうよ。
その方がどれだけ安心できる生き方ができるだろうか。

どうかこの夏はご先祖が命をかけて指し示してくださった命の行方を訪ねていくことで
不安な今を力強く生きていく道を明らかにして欲しいと願うばかりです。

お念仏を称えて救われるんじゃなくて、疑いなく聞かせていただく中にお救いに包まれていくのです。
是非、普段の生活の中に、ご法事の機会を持つ中にしっかり聞かせていただきたいものです。
合掌称名
 

「国難」という認識を持ちたい

2020/07/08 08:15
人間は無力である。
そして人間は悲しい。

あれだけ大騒ぎしたというのに、緊急事態宣言が解除されたら
今までが嘘のように当たりの生活を謳歌しようとする。
まだまだ新型コロナウィルスが収束したわけではないというのにだ。

その余韻の中、今度は未曾有の大雨特別警報。
五十年に一度とも言われる大雨で川が氾濫。
多くの方々が亡くなり、自宅も店舗もながされ浸水で先すら見とうせない。

濁流が猛威を奮っているにもかかわらずその上の橋を呑気に歩く姿。
これを愚かと言わずになんというのだろうか。
やはり自分だけは大丈夫だと思うのだろうか。

このような事態の中で南海トラフ地震や富士山噴火が起これば気づくのだろうか?
しかし気づいてどうなるのか?

新型コロナウィルスも収束していない。
都内では連日の100人超え。
それでも自粛しないでいます。
それぞれの生活があるのはわかるけどもう少し、、、。

街中ではマスクをせずに笑顔で闊歩する姿に閉口する。
年配者や持病持ちは重症化するというのにその年配者がマスク無しでいる
のだから。
まだワクチンも特効薬もないというのに。

頼りは「自己免疫力」なのです。

だから若年者は感染しても体力があるから重症化しにくい。
それだけだというのに自分も大丈夫と油断している。

給付金や協力金は、本当に困っている人にはなかなか支給されてはいない。
内部に近い人や既得権益者には最優先で支給される。
これも無常世界のありのままの姿どある。
どんなに不公平だといってみてもこれが人間世界の姿なのだから。

実際、私も申請して未だに不備も出ませんとも知らされず支給はされていません。
無い中、それでも生きている。それしかできないから。
なるようにはなるだろう。

出れば支給されたら有り難いとは思う。

今は自分ができることを最優先でやろう。

私の使命は、一人でも多くの方々に真実の願いを聞いていただくことだから。
神仏に背を向けて「自己中」で生きている私に真実の願いに気づいてくれよ
と願い続けておられることをお伝えしていきます。

これが「国難」という認識を持てずに右往左往している
私たちに向けられた警告かも知れませんから。

大雨特別警報や川の氾濫によりお亡くなりになられた方々、
自宅や店舗が被害に遭われた方々、避難され不自由な生活を余儀なく
されておられる方々には衷心よりお見舞い申しあげます。

南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。
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