住職のブログ

有難きしあわせ

2020/03/29 12:02
おはようございます。
おかげさまにて53歳の生誕日を迎えさせていただきました。
思えば27歳でストレスから体調を崩し主治医から43歳で死ぬ!と余命宣告を受け
色々あった中ここまで生きてこれました。何とも有難いことです。
沢山の人とのお出逢いをいただき嬉しいことも悲しいことも苦しいことも今となれば
懐かしいことですね。

いつも阿弥陀さまの手の中でありました。
自分でやってきたのですが自分の力に頼ると失敗ばかり。
それでも見捨てずにいつも寄り添っていてくださったはたらきがここまで僕を進めてくれたのですね。

ずっと両親の庇護のもと生きてきました。
あれほど嫌だったことがこれほど頼もしかったことかと今更ながら痛感しています。
自分で考えやってきたこと、失敗ばかり。
父の凄さを痛感しています。
それでも前を向いていきますよ!
チャレンジさせてくれた両親の思いに応えるためにも。

「有難う」
反対語は「当たり前」

この世に当たり前などありはしない。全て必然であり支えなくしては生きてはいけない。
それを知って生きていくのか、知らずに生きていくのか、大きく人生は変わってしまいます。

以前、某ご法事へ参った際に参列されていた方からこのようなことを言われました。
「ご住職、私は介護の仕事をしていますが、他人の世話をする中でどんな人が大切にされるか
ご存知でしょうか?」
僕は些細な事も笑顔でありがとうと言える人ですか?と言いました。
すると「さすがは仏に仕えるご住職さんですね。その通りで些細な事にも有難う!と声にすることが
出来る人が周りから大切にされるのです。
」と言われました。
日本の方、特に男性はシャイなのでしょうかあまりお礼を言われる人はおられません。
また、経営に携わったり部下を持っていたような方はお礼を言う習慣がなかったからでしょうか、
お礼を口にされない方が多いように感じます。でも人間は一人では生きれないのです。

皆さんは日頃から些細な事でもお礼を言われていますか?
当たり前はないのだから。今日であったのはよほどのご縁があればこそのお出逢いですよ。
知らんぷりして通るより笑顔で挨拶して通った方が人生は豊かになりますよ。
だって相手から知らんぷりされ嫌な怖い顔をされたら嫌じゃないでしょうか。
だったら自分から笑顔で微笑んでみませんか?きっと世の中が明るく幸せになると思いますよ。

さて今後、一体どれほどの人生、時間が残されているかはわからないけど少しでも悔いの残らないよう
精進していきたいです。
阿弥陀さまとまだお遇いされていない方にお伝えしていただいてほしいから。
コロナウイルスも怖いけど今までも人間は乗り越えてきました。
きっと乗り越えるでしょう。
でも、六道の迷いの世界を乗り越える術はいかがでしょうか。
その術は阿弥陀さまの法に依る外はありません。
知らずに生きては勿体ないですよ。

それをお伝えする使命が僕の残りの人生の役目ですから。
この世に僕を産み育ててくれた両親へ感謝しつつ今を生きてまいります。
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏

忘れてはならないものがあります

2020/03/19 12:19
春のお彼岸です。お彼岸は決してお墓参りをする行事ではありません。
お墓参りしてはいけないとは言いませんがませ、それだけでは不十分なのです。

「暑さ寒さも彼岸まで」と昔より言われていますが、先人が大切にしてくれたお彼岸。
仏法聴聞するにはとても良い時期だということです。
では何を聞くのか?
「今を生きる」この命の行方をきちんと訪ねておくこと。
これがなかなか難しい。

今は連日の新型コロナウイルス感染のニュースでマスクが無い、消毒液が無い、と大騒ぎして
お店で暴動まがいの言動を聞く機会が多々ありますが悲しくなりますね。
だって一月半ばまでは普通に買えていたのだから。
何をやっていたの?

ずっとこうやってみんな生きているのですね。
東日本大震災の時はもう
日本は終わった!とまで思ったはずなのに。
いつのまにか忘れて生きているのですよ。

未だに原発は日本中に山ほど稼働を続けています。
ウーマンラッシュアワーの村本さんの地元、福井県には4基もの原発があります。
危険はないの?
神奈川県、横浜市は住みたい都市の上位ですが世界でも最悪に危険な都市であるとも言われている。
知っていますが?
神奈川県横須賀市には何がありますか?
米軍海軍基地があり空母の母校であります。
その空母は「原子力」だということを忘れていませんでしょうか?
事故は起こらないと言えますか?起こったらどうなる?

昨日、今上映中の『Fukushima50』観てきました。
賛否両論あるようですが決して物語ではなく実際にあの日に起こったドキュメント。
津波事故前に地震で大津波が起こったら10メートルでは防げないからもっと高い防波壁を設置するよう
進言されながら過去、そんな大津波が来たことがなかったため却下されていた。

その結果がどうなりましたか?
大津波で福島第一原発はどうなりましたか?

まさか知らないとは言いませんよね?
あのチェルノブイリ原発事故を超える史上最悪の原発事故です。

報道されてテレビで見たもの、バックヤードを事実に基づいて映画となっている。
命をかけて守ろうとした人たち、東京電力本店のお役人、政府の言動。
そう、あの時は自民党政権じゃなかった。
官僚を上手くコントロールできなかったあの党が政権を担っていました。

原発というだけで文句を言い、偏見によって否定する法を取り次ぐ立場のお偉い先生には閉口しますが
彼らも人間=ぼんぶ
真実などありはしません。

私も他を責める心を持つ凡夫です。
あてにはなりません。

でも真実なるものを通して自己の愚かな姿を見ておく。
この映画は日本人としては決して忘れてはならない、避けて通ってはならないもの。
後世に語っていかねばならない事故であると再認識しました。

人間の「慢心」は実に恐ろしい。

マスクや消毒液が無いことも困るがもう一度、今あのような大地震、大津波が来たらどうするのか?を
考えて行動しておきませんか?
南無阿弥陀仏

「弥陀をたのむ」はこちらからお願いすることではありません。

2020/03/11 16:52
「弥陀をたのめる人は、南無阿弥陀仏に身をばまるめたることなり」
(蓮如上人御一代記聞書」註釈版1263ページ

「弥陀をたのむ」とは、阿弥陀仏を信ずることであって、『御文章』をよむと、「たすけたまえとたのむ」
というように用いられています。
つまり阿弥陀仏のおたすけ(救済)を信ずることであって、信ずるとは、すべてを捨ててまかせきることです。

この場合、
すべてを捨てるとは、自己のいかなる行為も知識も、さらに自己の信仰すらも捨てることわさしています。

「身をまるめる」とは、身をまかせるということであって、自己のすべてを投げ出してまかせきるという意味です。

(中略)

弥陀を信ずるとは、南無阿弥陀仏に自己のすべてをまかせきっていることをいうのです。
そこには自己のはからいは無用なのです。
一切を捨てて弥陀、つまり南無阿弥陀仏にまかせきる、それが信であり、念仏の行にほかなりません。

「やさしい法話4」蓮如上人に聞く 瓜生津隆真(本願寺出版社)より

※本日14時46分18秒から9年前を思い出しながら正信偈をお勤めさせていただきました。
あれからよくもここまで生きてこれました。私の歩む道には阿弥陀さまがご一緒くださいます。
今何をするべきかをたずねながらまた今日を生きてまいります。南無阿弥陀仏
2020年3月
« 2月   4月 »
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031